73年間も保証占領された北方領土は現代では許されるのか
北方領土は73年間も保証占領されたまま
この事は現代では許されるべきだろうか
國 の 鎭(しづ) め
古谷弘政(陸軍一等軍楽長)作曲
19世紀明治からの礼式歌。歌詞は有る。
千島列島、北方領土。平和条約(??)
誰の為に日露が平和条約を？ロシアが、中国アメリカの両方を牽制したい為に日本を利用する算段なのか？さて、平和条約を結べば折衝の末に色丹島と歯舞諸島(だけ??)を返すor返さぬ、とかまた今回も騒がしす。平成31年の2月7日は『北方領土の日』です。平成最後にも便乗し(苦笑)きっとその日は遂に、盛り上がるのでしょう。
北方領土、千島列島そして樺太。皇国の北の鎭め。江戸の中期からずっとずっと、そして今後もずっと隣国の筈ですから日本国民が ロシア帝国⇒ソ連⇒ロシア連邦 に全然注目しないなどという事は、無い。そして北方領土問題は、ロシア側の一部見方にあるような、返還など実現せぬ長期的なただの空虚な政治スローガンなどでも無い。
ロシアは東に西に潜在的な領土の問題ばかり。北方領土を返還すると、中露の外満洲やポーランドにドイツ、フィンランド等々各地が、おらの領土問題でざわざわするのかも。そんなロシアが今、日本との平和条約を望むのは何故なのでしょう。実は米軍基地が脅威というより前述外満洲の方が脅威で、近い将来の日中の分離工作の為に布石を??
あとは‥クリーンキャンペーンか何かでしょうか。『日本との平和条約』を結んだという事実を欧米方面で積極宣伝し、ロシア国家のクリーンキャンペーンに大いに利用しようか、という‥。対して日本側では特に北海道東北に於いて、この平和条約は逆に不安を増すのでは？それ程迄に1945年8月8日の裏切りは深刻な不信なのです‥。
民間の交流歓迎、でも国家は不信の塊
戦前から白系ロシア人との厚い交流はあったし、日露民間人同士はどんどん交流すれば良い事。ボルシチでもサーロでも、カーシャやクワスにブリヌイですか、清潔に包装し味も改良し、日本でどんどんやれば良いのです。しかしロシアは、国家としてこの三百年間日本に与え続けた『不信の塊』をどう晴らしてゆくつもりだろう。
いや、晴らす事などは出来はしなかった‥どこまで薄めてゆけるか、ですね。今後三百年間、一度たりとも皇国を裏切らずに常に皇国の為に援軍を出し続け‥。そしたらソビエト=ロシアの事、信用してやるよ位の不信の塊なのですよね。北方領土を千島列島を、樺太を出汁に使う様なロシアでは、『とにかく全部返せ』しか無いですよ。
一方昨今国内では、プーチン大統領の個人的イメージの人気と、白人の著しき人気低下の中でのロシア人女性(スラブ系＋少数民族のハーフも含)の顔やスタイルが現代日本人の好みに比較的合致し人気が有り、フィギュアスケートでのロシア選手の美しい技と個人的人気、海外製TPSやFPS等WW2系PCゲーム等々でのソ連労農赤軍の人気、等々。
あと何？声優人気で一部にロシア語熱が有る？、で、以前のチェブラーシカ人気等々、とそういったロシアの政治軍事とはほぼ無縁の(我々のヤワな幻想の)良いイメージが、国家のマイナスを少し相殺したかの錯覚だね多分。
拉致問題にロシアの圧力が是非要る
北朝鮮の日本人拉致問題では、これはロシアの圧力で以て、突破口の発破に是非協力をしてもらいたい処です。え？借りを作ってしまう？そんなもん協力費、金で対価を払えば貸し借りなど無しですよね。裏切りの火事場泥棒で樺太と千島列島を侵掠、民間人を虐殺し追放、10年もシベリア抑留、という高価に過ぎた貸しはいつの日還る。
裏切りの火事場泥棒が決定的不信に
第二次世界大戦東部戦線。ドイツの突如の裏切りによる独ソ開戦で、レニングラード包囲とモスクワ陥落の危機からよくぞ持ち直してソ連国内での本土決戦を4ヶ年も戦い抜き、そして最後に圧倒的勝利で以てベルリンに乱入したその狂気的な戦い方を、私たちは枢軸国側だったがしかし正当に評価しているのです。数々の残虐行為を除き。
一方極東の我々は、日ソ中立条約成立からわずか2ヶ月後、突然のドイツのバルバロッサ作戦には本当に驚愕しました。獨逸は何度も日本に対ソ宣戦をして挟撃するよう督促をして来ましたが、我々は関東軍特種大演習とその後も示威行動を何度かは行いましたが、ソ連領内への侵入も宣戦も結局行わず、日ソ中立条約を他に優先し守りました。
日本は対ソ連中立の立場で、しかし同盟国獨逸の強い圧力を受ける為に已む無く、幾度かの対ソ諜報活動を行ったかも知れません。しかしソ連が一番苦しい時、即ち1941年の初夏から1943年初春スターリングラード攻防戦迄、敵(潜在的)に塩を贈って宣戦をせず結果的にソ連を助けた。それが日本帝国の答えでした。しかしソ連は違った。
スターリン程の暴君であろうとも、1945年に何故に講和の調停をさえソ連に頼む程に一番苦しんでいた日本に、最悪の裏切りで応えたか。第二次大戦開始の1939年9月ポーランド侵攻から1941年6月独ソ戦開始迄、ソ連は枢軸国側に在った訳で、欧洲戦線では突然に連合国側となるも、一方極東戦線では最後まで中立でやっていたのに‥。
などと、当時のソ連相手に日本的正義論で相対するから駄目なのでしょうね、多分。とにかく極東戦線では中立だったのだから連合国側面(ヅラ)するな、枢軸国側ドイツと日本を一緒にするな。ですね。
千島列島と樺太。戦争末期から敗戦後の日露(当時ソ連)の当事者の内、一方が不在の煩わしい勝手な取決めや諸条約の為、また弱腰日本外交の為に現在に至る迄北方領土しか返還要求をしていないが、その様な戦後日本の譲歩でも昆布出汁にされ、何にもならない現状では今後は樺太と千島列島全部の返還要求論が主となるやもです。
千島列島と樺太(南樺太)は、1945年当時は既に日本内地(mainland)の内にありました。「で、だから何？」とロシア側だけでなく、国内でも同様のおかしな主張をする者は少なからずいますね。ロシア側の言う様に「第二次大戦の結果だから」仕様が無かった、敗戦国だからと日本はここまで已む無く我慢をしていたのです。きっとファシスト日本に懲罰をする為に今迄73年の長きに亘り、樺太と千島列島を保証占領していたのでしょうね。
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それなら、ソ連崩壊からも既に27年も経つ。そことそこは日本内地だからいい加減に還せよ！です。73年も保証占領するのは現代では許されるのか。日露の未来の為には『保証占領を解き、返還。』それしか無いでしょう。
