日本側で大東亜戦争開戦を振り返る 2017/12➡1941/12
L男:で『日本側で大東亜戦争開戦を振り返る 2017/12➡1941/12』に就いて、資料を以て且(か)つ複数人にて進めてゆきますので宜しくどうぞ。
C美:早速出して来たね、『且(か)つ』と『共に』。帝国政府の文書や陸海の命令に本当に多用されてるよね、この時代っていつも2兎追ってたんだね‥。
L子:そう、『一兎も得られず』良くない言い回しだよね、正式に用いるのは‥。『迷い』があるから受け手にも判断の迷いを生ぜしむるよね。
C次郎:生ぜしむる‥って、早速感化されとるやん。何かL男氏が資料引っ張って来たみたい、日本側から見るのに『これ』が無いと始まらないだって。
L男:ではこちら▼を、どうぞ。
◆以下資料ニ拡大機能ヲ附ス◆
以下7枚ハ、週報第271号
昭和十六年十二月十七日號
開戦劈頭、帝国議会での
東條首相演説その1
週報第271号分は、すべて
JACAR(Ref.A06031043300)
東條首相演説その2
東條首相演説その3 及び
奥村情報局次長演説その1
奥村情報局次長演説その2
奥村情報局次長演説その3
奥村情報局次長演説その4
奥村情報局次長演説その5
以上JACAR(Ref.A06031043300)
日本はこう考えていたと思っている。
(無論米側への言い回しには慎重に配慮したはず)
①興亜の足枷、支那事変を終わらせねばならない。
(中国側には本土決戦である訳だから藁にも縋(すが)って諸刃の英米ソに縋るのも無理からぬ事でしょうが‥)
④佛印を英米に獲られて敵拠点にしてはならない。
⑤日独伊三国同盟は大東亜興亡の最後の後ろ盾。
⑥大戦に参戦もやむなし‥一切譲歩せぬ英米は敵だ。
①支那から全面撤兵せよ。
③佛印から全面撤兵せよ。
④日独伊三国条約は破棄すべし。
⑤援蒋ルートの閉鎖は出来ない。
L男:重ねると‥こうなりますか。
①興亜の足枷、支那事変を終わらせねばならない。
⑤援蒋ルートの閉鎖は出来ない。
①支那から全面撤兵せよ。
④佛印を英米に獲られて敵拠点にしてはならない。
③佛印から全面撤兵せよ。
⑤日独伊三国同盟は大東亜興亡の最後の後ろ盾。
④日独伊三国条約は破棄すべし。
⑥大戦に参戦もやむなし‥一切譲歩せぬ英米は敵だ。
⑤援蒋ルートの閉鎖は出来ない。
①支那から全面撤兵せよ。
③佛印から全面撤兵せよ。
④日独伊三国条約は破棄すべし。
米英:我々はアジアの植民地を必要とし、このままの秩序で、つまり現状維持を望んでいるのである。
一同:‥‥‥‥‥‥。
C美:これ‥日本帝国政府がこの後もなおあきらめずに交渉続けられたと思う‥?思える‥?
L子:とても思えない‥。でも、実際にはこの屈辱の日(11月26日)の後にも話し合いは続けたみたいだよ‥。
▼
◆以下資料ハ拡大機能ヲ有ス◆
以下5枚ハ、日米外交関係雑纂
太平洋ノ平和並東亜問題ニ関スル日米交渉関係 外務省外交史料館蔵
日米交渉ニ關スル外務大臣説明案
(ハル・ノート部分)その1
(ハル・ノート部分)は、すべて
JACAR(Ref.B02030723600)
ハル・ノート部分その2
ハル・ノート部分その3
以下2枚も上に同じく、
JACAR(Ref.B02030723600)
日米交渉決裂ノ場合ノ政府發表その1
日米交渉決裂ノ場合ノ政府發表その2
店長:約35年の間、特にアメリカに対し隠忍自重した。勝てる見込みがないし当時は白人世界天下‥いきなり斬りかかる訳にもいかず、耐える他なかった。
で、何とも苦しい言い回しに終始したけど、大東亜共栄圏運動でバレてるんだけどね。しかし強兵を整える為余りにも国民に我慢を強い過ぎたよね‥。
C次郎:それで‥初でたった1度の敗戦でもう二度と嫌だとなってしまった‥。
1年未満のごく短い期間にアメリカにより銃後国民が集中的に殺されたから。
しかしそれでも‥外国などは、何度征服されても懲りずに戦っているのだから、そもそも自存自衛の戦争まで放棄するを立派だとする哀れな日本がいつまでも続いて良いはずが無い‥。
(話ガ逸レタルモ、当頁ハ‥、)
※(当時の欧州大戦下の欺瞞に満ちた国際情勢の話でありまして、そのままを現代に混同させる事、これはお止し下さい。臥薪嘗胆隠忍自重乃事。)
店長代理:うむ。
話を開戦時に戻そう。日本帝国には、有色人種唯一の列強だと強烈に自負が有った。わしが倒れたらもう終いじゃ、後を継ぐ者などおらぬ‥と。
よりによって他の列強(白人種)に助けを求めアジア内に引き入れるとは!追い出す處か入り込まれてしまうではないか、馬鹿もん!! と。
嫌いな言い回しだけど、泥沼化した支那事変をただ停戦して終わらせるのでは全然駄目という事よね。
日本の予想通り、支那事変勃発直後から恥も外聞も無く宋美齢を米国に遣わし、当地で(全くの)嘘を真剣に訴え嘘を本当にする。
嘘か本当か、などでは無く先に訴えた者が勝ちになるという(?)、米国独特の世論基準‥otz。
これが伝統的に有名なロビー活動というやつだよ‥日本では全く理解されないアレだね。
◆以下資料ニ拡大機能ヲ附シタリ◆
各種情報資料・支那事変
関係情報綴其ノ五
宋美齢米紙へ宣伝
上▲JACAR(Ref.A03023933000)
下▼JACAR(Ref.A03024807300)
各種情報資料・外国宣伝情報
下▼JACAR(Ref.A03024867700)
各種情報資料・外国宣伝情報
及びその意見合致点
(スマホで、ここから下が背景と文字が被って読めないですとのお声がある為、以下文字色は主に黒文字に変えます)
L子:1930年代から『時局』という語を多用し国家存亡の危機に立つ、気負う日本帝国は東亜解放の大使命の為、且つ自存自衛の為に日満支経済ブロックを死守する必要があったと以前に聞いた事があります。
便利な『且(か)つ』は、使用してしまいますねやっぱり(笑
C美:『東亜の解放、大東亜共栄圏建設、人種平等』を国是としたらしき日本帝国ならば、当時はアジアでどうしても指導的イニシアチブを執らねばならなかった、のですね。
序盤資料の奥村次長演説の通り、米英との対決は避けようがなかったのですね。世界の警察官をアジアでも始めていたアメリカと、世界でもアジアでも一番植民地を有していたイギリスと。
じゃあ、南進して米英蘭と対決したのは正解だったのor不正解だったの?
戦後は特に聖戦という語自体が大否定されてるけども、聖戦なんやからしゃあないやん。日本に於いて、東亜植民地の解放と人種平等の戦争目的の否定はやっぱり不自然且つ困難や。
心が拒否しているとしても、日本の本心ならこれを読まなくちゃ大東亜戦は始まらないよな。
L男:大使命を前に、屈服が有り得ぬのなら残念だが此の戦争は必然でした。
通常の状態でも米英に勝つのは無理だったのに、ABCD包囲陣で枯渇させられ国家の存亡の危機だった。打って出て米英蘭の植民地を解放し、豊富な資源を獲得して更に戦うの他なかった。
戦い続ければ同盟国は必ず要る、敵本国を狙える独伊と提携するの他なし。
(大日本が)悪の帝国か普通の帝国だったなら、一旦屈服したように見せかけ包囲陣を解かせ、それでまたどう打って出るか考えれば良かった。
正義の帝国だったから真面目で、(正義だから)必勝の信念を曲げられず打って出るの他なかった。打って出るなら欧州大戦情勢と東亜情勢、保有資源の残量から将にあのタイミングしかない。
店長代理:ううむ‥。
そうなると正義の帝国が始めた戦争が間違っていなかったとなってしまうではないか‥。
するともっと戦術の練度を上げて勝ち、以て戦略にも勝って最後の勝利を掴まねばならなかったのに‥となってしまうではないか。ん?なるか??
戦争が肯定されてしまうではないか。
いかんいかん、公開中止!!解散!!解散せよ!!当頁を破棄せよ!!発進中止!グラマン編隊発見!搭乗員退避!!退避ー!!
C美:手遅れよ、店長代理くん。大東亜戦争はやっぱり肯定されてしまったわ、残念だけど。
汚名を雪ぐってそういう事じゃないの?父祖の御霊に応えるって歴史を(日本側に)正すって事じゃないのかな‥。
L子:やっぱり日本ってそうなのよね‥間違いは正さずにはいられないのよ。
大東亜戦肯定➡汚名を雪ぐ➡歴史を正す
そういう事なのよね、やっぱり。
今ようやく、時代がその空気になったのよ。それが平成29年末の今の(国内の)流れなのよ。72年もかかったわ、英霊と犠牲者の御方々は天で呆れていられるでしょう、きっとね。
間もなくクリスマスイヴよね、フィンランドのロバニエミがサンタさんとトナカイの本場だけど、ロバニエミも大戦後期に廃墟になったのよね‥。
今年もそこラップランドからサンタさんがお手紙をくれることでしょう。本年もあとわずか、いろいろありました。12月8日以来『戦い抜かう大東亜戦』で来たけれど、ここで一旦休戦いたしましょう。
一同:Merry Christmas, Mr.Lawrence!!